長女出産時にぢぬしになってしまった私の誰にも言えない話

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もう20近く前ですが、まだうら若き乙女(嘘)だった私が人生で無関係だと思っていた痔になってしまった話です。

これから出産される方などには是非お読み頂けたらと思い、恥を忍んで記事にします(@_@;)

当時はまだネットが今のように普及していなかった事や、お尻の話など話題には上らないし、CMでも今のようにボラ●ノールさんが女性を起用したものなど全くと言っていいほどしていません時代でした。

あれは妊娠8カ月頃だったと思います。

妊娠中だった事で、今までした事のない「便秘」になりました。

それまでの私は快眠快食快便で元気ハツラツな私でした。

そんな私がまさか便秘になるとは・・・。どうやら妊娠中は重たい子宮に押され腸の働きが悪くなったり、強くりきむともしや産まれてしまうのではと言う恐怖から便秘になりやすいようです。

でもあの時の便秘は大変なものでした。※少し汚い表現を含みますので改行いれます

 

 

 

トイレで頑張っても出ません。

頑張る事1時間、やっと出口まで来たのに。。。もう出る事も戻る事も拒む便さんなのです。

こうなるとどうしてよいかわかりません。

最後はあの手この手でとにかく出したわけですが、結局知らない間にぢになっていました。

しかしこれは大したことでは実はなかったのです。

出産までの間に症状は治まり、普通に過ごしていました。

そしていざ出産の日の事です。

初産であった事もあるのですが、当時私の出産した所沢の産院は立会出産などもできずただ一人分娩台で長い時間恐怖と陣痛の痛みに耐えておりました。

痛みがひどくなるとどうしてよいかわからずナースコールをするのですが、夜だった事もあり当直の看護婦さんの冷たいこと・・・

初めて陣痛なのでとにかく怖い・痛い。

何度もナースコールをしたと思います。

看護婦さんの「またなの」と言う表情は忘れられません。

すぐにいなくなってしまう看護婦さんの手を思わずつかみ「お願いだからいかないで!」と言ってしまった程です。

すると「やれやれ」と言う顔で「ヒッヒフー」と呼吸を一緒にしてくれるのですが、目は遠くをみて「めんどうだな」と言うのが伝わって来ました。

多分私泣いてたと思います。

陣痛中に内診をされると激痛がはしり、体が硬直しました。

まだまだ時間がかかりそうだと。

また一人暗い部屋に残されました。すると隣のナースさんの部屋からコーヒーの匂いが。

休憩でしょうか。

そして「これで当直が○円ってやってられないよね~」と談笑が聞こえて来ました。

とてもやりきれない気持ちになったのを思い出します。

今思えば当直の方も大変ですよね、でもちょっと辛い思いでです。

そして陣痛の間隔はどんどん短くなります。

強烈な便意のようなものをとめどなく感じます。

ナースだか助産婦さんかわかりませんが「まだいきんじゃだめ」と言われるのですが止められないのです。

そうすると太ももに生温かいものを感じました。

「あ~あ」とがっかりした声が聞こえました。

何が起きたのか分からず混乱していました。

どうやら今思えば破水したのでしょう。

それでもすぐには出産とならなかったのですが、たまひよなどで「出産は喉が渇く」「タオルも持っていこう」などと書かれていたので用意してあったのですが、分娩台の下に置かれてしまっており手が届きません。

お腹にはグルグルと心音をとるための装置が付けられているし点滴もされていますから。

汗をかこうが、喉が渇こうが何もできないのです。

ナースさんをまた呼ぶ勇気はありませんでした。

また私は呼吸法がうまくできず過呼吸にもなっていました。

苦しかったです。

そしてとうとう出産を迎えました。

それはあっと言う間でした。きっとエインを切開したからスポンと出たのでしょう。

その時初めて天井にプラネタリウムがあるのに気が付きました。

これは産後にやっと気がついた光景です。

そうだ、私この病院の分娩台の上がプラネタリウムで素敵だなと思って選んだんだった。。。と思いだした瞬間でした。

そして2時間ほどして病室に戻るのですが、過呼吸のせいで高山病のようになっておりとても病室には戻れなくてまた二時間ほど分娩台の横にある小さなベッドで休んでいました。

ナースさん達の愚痴が聞こえてやるせない気持ちですごしました。

翌日おまたのあたりから肛門の方にむけて強烈に痛みを感じていました。

まわりの出産を終えた方もペンギンのように歩いているし、おまた痛いと言っていたので「きっと切ったから」と思っていたのですがどうにも我慢ができず、院長先生が回診に来られた時「先生、もしかしてお尻の方まで切ったのでしょうか。お尻の方まで痛いのです」と訴えました。

すると先生は覗き込み「きりんさん!これは痔ですよ。あららお花がさいてしまっているね。後で看護婦さんに来てもらおう」と言ってくださいました。

初めて聞く言葉に頭は???でした。

おそるおそる鏡でお尻をみると・・・!お尻にちょーさんの唇が!衝撃でした。

どうやらいきみすぎたようです。

その後看護婦さんが薬を塗ってお尻を戻してくれたのですが、激痛で叫ぶ程でした。

出産で痛い目をみたのに、その後はお尻の痛みで苦しみました。

この病院も三女を出産する時には驚くほど変わっていました。

まずは便秘のケア。少しでも便秘をすれば薬を処方されました。

なんでも妊娠中の便秘は赤ちゃんに良くないのだそうです。

そして陣痛の時も助産婦さんがお尻をずっと押さえてくれていました。

あぁ。。。これを長女の時にしてくれていたら今きっとこんな風に苦しんでないのに。と長年の痔主となってしまった私は思います。

今では少し便秘をするとお尻が痛くなります。

本当は手術したいのですが、小さな子供がいると1週間も入院なんて出来ません。

 

実は三女を妊娠する直前、手術する予定だったのです。

子供達が二人とも小学校を卒業するので大丈夫かなと言うことで手術の予約までしていたのです。

三女は実は流産してしまったと思っていたのです。

でも妊娠が継続している事が判明しまして、急きょ中止となりました。

そんなわけで手術はまだ10年以上先でしょうね(笑)

その頃には技術がさらに発展して痛くない手術が出来てるといいな~。

余談ですがつい最近兄が痔の手術をしたのです。

これまた大変だったようで、入院中ずっと薬が切れると死人のようになっていました。

退院後も安静にしてなかったのか大出血して救急車で再入院してしまいました。

これを見てさらに恐怖を感じています。

しかし3ヶ月経過して感想を聞くと「バッチリ!」と言ってましたので、乗り越えたら空は青いのか?!と期待を膨らましてもいます。

どうか皆さん、お尻を大切に(笑)

 

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